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「坊主頭の必要ない」が8割 野球指導者限定JCA会員アンケート

 JCAでは3月20日から27日にかけて、野球指導者の会員限定でアンケート調査を実施しました。
賛否両論がある野球の指導現場における課題などについて質問し、小中高および社会人の野球指導者27人から回答がありました。

 高校野球の連投問題などを解決するために導入が検討されている、投手の投球制限については、条件付きで7割の指導者が賛成と回答しました。また、坊主頭など頭髪に関するルールをチームで設けているかという質問には、8割の指導者が設けていないと答え、今の時代に坊主頭である必要がないと考えている指導者が多いという結果になりました。

 その他、近年話題になっている野球理論などについての認知度を含めた、アンケート結果の詳細は以下の通りです。

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① 投手の投球制限について賛成か反対か

・全面的に賛成=22%
・条件付きで賛成=48%
・反対=11%
・どちらとも言えない=19%

投球制限.png

▽賛成の理由
・将来のある選手たちに、無理をさせる必要が全く無いと思っているため。
・個人差がある子どもたちの身体の成長や疲労度に合わせて、球数、投球強度、投球動作、球数制限が設定されるべきである。
・選手の身体を守るための一つの方法として必要。これが全てではなく、ここから派生する様々な事例に対応しながら、野球による障害発生をゼロに近づけていくことが重要と考えている。ルールの抜け道を探すことではなく、本来身につけるべきスポーツマンシップの本質を指導者が理解し、それを選手に浸透させることも指導者の役割。球数制限が「選手の身体を守るために何が必要なのか」を主題に多分野からのアプローチや議論が活発になされるきっかけになればと考えている。
・選手のけがを防ぎ、野球を生涯スポーツにしてもらうため。
・少年野球の指導者が無知すぎる。また、少年野球界は特に危機感がない。上層部から強制的にでも実施しないと、解決の道はない。高校野球のように注目されているところは、周囲の目があるため正直無茶はしにくい。少年野球こそ、とんでもないことになっている。プロ野球のジュニアチームの選抜などをする前に、シーズン中の大会をこまめにチェックして、子どもたちの安全を確保すべきである。

▽条件付きで賛成の理由
・年齢や試合間隔等によって変わると思うから。
・投球数よりも、連投を減らす方が先決。
・選手の気持ち等を考えると、導入すべきか懸念材料だが、身体的な問題として、長く野球を続けさせるためには導入するべきだと思う。
・障害の発生が試合の球数制限だけで改善されるとは思わないから。本質は球数ではなく、フォームや個別性にあると考えているから。また、露骨な待球作戦など、野球の質を下げるような戦い方が予想されるため。
・高校野球よりも、少年野球、中学硬式野球で足並みをそろえて実施していただきたい。また、球数よりもイニング制限のほうが、試合に影響しづらいと思う。待球作戦も防げると思う。
・チーム事情にもよるが、人数の多いチームが有利。
・初期段階での全面導入には賛否あり。まずは徐々に始めていくべきなので。
・地方予選の4回戦くらいまでは、制限なしでもよいかと思う。人数ギリギリのチーム状況での制限は、酷かと思う。むしろ休養日を作るとか大会日程にゆとりを持たせるなどの方がよいのではないか?
・試合より、練習で投球制限を設けるべき。球数より、連投禁止または連投日の投球制限があるとよいのでは。
・成長期にある中学生の肩・肘、故障予防には有効と考えるため。投球数と試合間隔(ダブルヘッダー、連日の試合開催)を熟慮した規定が必要。
・基本的に賛成で、自分自身も現役のときに(頑丈だったから)投げ続けることができたが、現役を引退後は投げられなくなった。蓄積であると思う。試合に限らず、練習試合や普段の練習でもガイドラインなどはあるべきだと感じる。

▽反対の理由
・選手が少ないチームが圧倒的に不利になるため。
・球数の配慮、管理は指導者がするべきだと思う。球数が多すぎる試合でも、投げきらせることがその選手にとってプラスになる試合もあると思う。
・投球制限をかけることにより、野球そのものが変わってしまうことを懸念する。

▽どちらとも言えない理由
・投球スキルを習得するため、再現性の質を高めるためには、ある程度の反復をする必要があると考えるため。


② 坊主頭などの頭髪ルールを設けているか

・ルールを設けている=22%
・ルールを設けていない=78%

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▽ルールを設けている理由
・やはり規律と秩序を作ることは大切だと思う。
・少しでもお金がかからないようにと思って、丸刈りでやらせている。
・丸坊主を規則としている。誘惑の多い中学校生活で勉強・野球(文武)に打ち込む覚悟の印として、位置付けている。

▽ルールを設けていない理由
・よほどの長髪以外は問題ないと思うし、女子も長髪でプレーしているから。要は不潔な髪型になっていなければ問題ないと思う。
・短髪ならOKというアバウトな事にしています。坊主にしたら部員が増えなくなるため。
・自分の判断、自分の思考を育てるため。
・自主的にスポーツマンらしい、清潔感のある短髪にしてくる事が、チームの統率に繋がる。
・髪型と野球の技術向上は何ら関係のないことです。
・女性の、さらに大学生、社会人主体のクラブチームということで、現状では特に制限を設けていない。全日本女子野球連盟や、下部組織の関東女子硬式野球連盟では何点か特有の規約を設けているが、頭髪に関しての規約はない。現状、当チーム内で野球のプレーに支障があったり、特別な指摘を受けたりするような髪型の選手はいない。
・髪形よりも指導すべき事があるため。それほど重要なことではないと考えているため。
・常識の範囲内であれば、特別に頭髪に関して制限をかける必要性がないと考えるため。
・やること(文武両道)やるなら、髪型は関係ないと言っている。それでも選手は9割が自主的に坊主にしている。それについても言及していない。
・坊主頭にする必要が無いから。
・清潔感は必要。寝癖等がなければよし。
・頭髪を規制する理由がわからないので。
・中学硬式野球チームなので、選手の通う学校も様々。頭髪の矯正は、平日の学校生活に支障をきたす恐れもあるため。
・自主性を重んじている。しかし、良き伝統、学生スポーツマンらしさ、学生の時しかできない経験がある。
・日本より強い国は頭髪が自由だから。
・設けていないが、社会的に・・・という理由で金髪などは通念としてNGとなっている。「染められない・おしゃれ出来ない」と、制約されていると感じている選手もいると思う。
・競技上の必然性を感じない。必ずしも坊主である必要はないと考えるから。


③ 「フライボール革命」、「バレルゾーン」、「スタットキャスト」などの言葉を知っているか

▽フライボール革命
・知っている=85%
・言葉だけは聞いたことがある=4%
・知らない=11%

▽バレルゾーン
・知っている=59%
・言葉だけは聞いたことがある=4%
・知らない=37%

▽スタットキャスト
・知っている=48%
・言葉だけは聞いたことがある=7%
・知らない=45%

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